コード進行講座
コード(和音)をどんな順番で繋げるかで、曲の雰囲気や物語の展開が決まります。
このコードの並びのことをコード進行と呼んで解説していきます。
読み終わる頃には、好きな曲のコード進行がちょっと分解して見えるようになる、
かもしれません。
起承転結、実はコードでも作れます。
コード(和音)は、高さの違う音を3つ以上重ねたもの。「ドミソ」が一番シンプルな例です。
プログラムでいう一番基本的なライブラリです。(適当) 塗りつぶし=大文字・メジャー(明るい音) / 枠だけ=小文字・マイナー(暗い音) 6つのコードは、大きく3つの属性に分かれます。コード進行のおもしろさは、この3つが生み出す「安心感」と「緊張感」を行ったり来たりして、緩急をつけること。色はこのページの共通ルールで、以後ずっと同じ意味で使います。 ※ドミナントにはviiも含まれますが今回は割愛します。というかiiiをドミナントに入れるのも要注釈... 安心できる「家」。 家からちょっと出た近所。 家に帰りたくなる遠出先。 トニックは安心しますが、そこに居続けるのも飽きるので、 下の点線は「iiiだけ」の例外ルート。 実際の曲がどんな型を使っているか、代表的なものを紹介します。 トニック→サブドミナント→ドミナントの王道進行。全部マイナーに入れ替えて vi→ii→iii にもできます。 同じ組み合わせでもサブドミナントから始める型。トニックをviに変えたIV→V→viは最近のJ-POPで大人気(エモいので)。 ※ジャズの定番「ii-V-I(ツーファイブワン)」は、この型の最初のコードをマイナーに入れ替えたものです。 4小節で毎小節コードを変えたいとき、同じ属性の別コードを続けて並べる応用形。ベーシック型のサブドミナント部分を2つに引き延ばしています。 「起」と「結」で違うトニックを使う型。トニックさえ守れば、出発点と着地点は同じコードじゃなくてもいいんです。 理屈は抜きにして、度数を数字順に並べるとそれっぽく聞こえます。トニックかサブドミナントから始めて上昇/下降させるとスムーズ。音の移動が少ないのがコツです。超基本の6つ
ドレミファソラシから作れる基本のコードは、I〜viの6つ(本当はviiもありますが今回は割愛)。
I =ドミソ
ii =レファラ
iii =ミソシ
IV =ファラド
V =ソシレ
vi =ラドミ
ドミソ...で書くのはめんどくさいので、ここでは度数(I〜vi)で解説していきます。FUNCTIONコードには「役割」がある
トニック
サブドミナント
ドミナント
メジャー(明るい音)
I
IV
V
マイナー(暗い音)
vi
ii
iii
トニック(T)
起承転結の「起」であり「結」でもある。物語の出発点にも着地点にもなる場所。サブドミナント(S)
起承転結の「承」。ここで始まったり終わったりすると、家に帰らない切なさ・ふわふわした余韻が生まれる。ドミナント(D)
起承転結の「転」。力強い音で緊張感を生み、トニックへ帰りたい気持ちを掻き立てる。MOVEMENTどう進む?
サブドミナントかドミナントに進んだりします。
(ヒーリングミュージックなら、ずっとトニックで安心し続けてもいいです)
サブドミナントはトニックにすぐ帰れるし、そのまま足を伸ばしてドミナントにも進めます。
ドミナントは基本的にトニックへ帰りたがりますが、iiiなんかは
ドミナントの中でも弱いので、サブドミナントへ進むこともあります。PATTERNSよく使われる型集
全部同じ「家を出て帰る」ルールの応用形です。ベーシック
出だしを変える
応用:サブドミナントを伸ばす
応用:起と結を変える
裏技:度数を順番に並べる
クラシックの「カノン」が名前の由来の進行。J-POPでも鉄板のコード進行です。
スムーズに聞こえる理由はコードの中身を見ると分かりますが、今回は割愛。
まずは丸ごと覚えてしまうのが早いです。
負けないで(サビ)/涙そうそう(Aメロ)/君の知らない物語(Aメロ)などなど...
前半4コードはトニックとドミナントを行ったり来たり、iiiはサブドミナントに行けるのでIVへ、
後半はサブドミナントがトニックに戻ったりドミナントまで進んだり。細かく前後の動きを
見てみると、今まで解説してきたことが全てまとまっていますね。